<Header>
<Author: 韋莊>
<Title: 章臺夜思>
<Format: 格式不明>
<Year: 1990>
<BookName: 唐詩三百首詳解  下卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 章台夜思>
<BookPage: 287>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
清瑟怨遙夜，
遶弦風雨哀。
孤燈聞楚角，
殘月下章臺。
芳草已云暮，
故人殊未來。
鄉書不可寄，
秋雁又南迴。
<End Poem>
<Translation>
清らかな瑟の調べが秋の夜長を恨んでいるようにひびき、瑟の弦のあたりから発せられる音色には、風雨の音に似た悲しいひびきがある。 
わたしはただ一つのともし火の下で、ここ楚の地の角笛に耳をすまし、夜ふけの空に残る月が、章台に傾き沈むのを見ている。香りのよい春の草花の季節は、今はもう過ぎ去ってしまい、親しい友人のかくべつに訪ねて来る者もいない。 
故郷への便りを託することもできないのは、秋の雁が、北方のわたしの故郷ではなく、ここから更に南方 へと飛んで行くからなのだ。
<End Translation>
<Formatted Translation>
清らかな瑟の調べが秋の夜長を恨んでいるようにひびき、瑟の弦のあたりから発せられる音色には、風雨の音に似た悲しいひびきがある。 
わたしはただ一つのともし火の下で、ここ楚の地の角笛に耳をすまし、夜ふけの空に残る月が、章台に傾き沈むのを見ている。
香りのよい春の草花の季節は、今はもう過ぎ去ってしまい、親しい友人のかくべつに訪ねて来る者もいない。 
故郷への便りを託することもできないのは、秋の雁が、北方のわたしの故郷ではなく、ここから更に南方 へと飛んで行くからなのだ。
<End Formatted Translation>